【鬼太郎6期感想】ゲゲゲの鬼太郎6期 46話「呪いのひな祭 麻桶毛」 感想
あらすじ
演出(絵コンテ):門由利子 脚本:井上亜樹子 作画監督:小泉 昇 美術:加藤 恵
学校の放課後、まなは友人たちと廊下に飾られている雛人形を眺めていた。7段飾りなのに、置かれているのはお内裏様とお雛様のみ。人形を購入した教師・小谷によると、残りは後日届くという。ふと、忘れ物に気づいたまなは友人たちをその場に待たせて教室へ。だが、戻ってみると友人たちの姿が無い。仕方なく1人家路についたまなだったが、その夜、一緒に帰る予定だった友人たちが誰も帰宅していないことを知る。嫌な予感がしたまなは鬼太郎たちに連絡を取り学校へ。校内に入ると、まなは雛人形の数が増えていることに気がつく…!?
お待たせいたしました!!
— 「ゲゲゲの鬼太郎」(第6期)公式 (@kitaroanime50th) 2019年3月2日
この後、9時から『ゲゲゲの鬼太郎』第46話の放送です!
雛人形を売ったねずみ男の目的は!?
増える人形と行方不明の生徒たちの謎!?
同級生を探すまなと鬼太郎たちにも危機が迫る!!?
お見逃しなく!(TA高見)
※地域により放送日・時間が異なります #ゲゲゲの鬼太郎 pic.twitter.com/4mr6ckfvhL
感想
麻桶毛(まゆげ)のエピソードの映像化は初ということで、どんな話になるか楽しみな回でした。
ひな祭り当日に雛人形がトラウマになりそうな話をぶち込んでくるのが6期鬼太郎です。
原作では古民家の人形の中に潜んでいました。ぬりかべ、つるべ火など他の妖怪の協力で倒します。
そもそもこの麻桶毛ですが、元となった伝承は徳島県に伝わる「麻桶の毛(あさおけのけ)」です。
これを「まゆげ」と読む力技は水木御大にしかできない技でしょう。
ストーリー的にはトラウマゲームとして名高いプレステ版「ゲゲゲの鬼太郎」の肉人形編を想起させるものでした。
最初の感想は、「麻桶毛つえぇ!作画すげぇ!」でした。
桃の節句ということで、まなちゃん・ねこ姉さんの活躍が多かったように思います。
家庭内に雛人形が飾ってある小学生なんかは、今回の話がかなり怖かったんじゃないかなと思います。
2016年にUSJが日本人形をテーマにしたホラー展示をしたときに、業界から抗議があった件を思い出して、鬼太郎もなにか言われないかと余計な心配をしてしまいました。
少し気になったところですが、
鬼太郎とねこ娘が学校の前を通りすぎたときに妖怪アンテナが反応→
鬼太郎一旦スルー→
その後麻桶毛退治に学校に入ったときに「まがまがしい気配がした」発言
という流れがありましたが、最初にスルーした段階では感知した妖力が微かだったから踏み込まなかったのかなと思っていました。
しかし実際には「まがまがしい気配がした」と感じていたわけですから、まがまがしいけどスルーしていたということになります。
助けを請われたり、目に見えて被害を被っていなければとりあえずは不干渉というスタンスなんでしょうか。
まなちゃんが通っている学校だとわかってそうですけど。(鬼太郎は把握してないかもしれないですが)
今回は6期の大筋である、「名無し」のストーリーとの大きな関連が見えました。
まなちゃんに刻まれていた陰陽五行の五大元素(水はまだ)の力で麻桶毛を撃退したわけですが、今後の「名無し」との関係の伏線になってそうです。
今までの「名無し」関連では逆五芒星が使われていた(1話の矢とか)と記憶しているんですが、今回まなちゃんを守ったのは五芒星でした。
逆五芒星は一般的に悪魔の印ですし、五芒星は守りの意味を持ちます。
「うつろなうつわ」である、まなちゃんを守るために五芒星はある?
「まな(真名)」で「名無し」と対になっている?
などまだまだわからないことが多い中でどんな話が展開されていくのか、今後のストーリーが期待されます。
その他気になったり、印象に残ったこと
- 人形のチュー月
- お久しぶりの裕太くん
- まなちゃんのぬりかべスマホケース
- ちゃっかり自分をお雛様にするねこ娘
次回一週お休みで姑獲鳥!モモチャレンジが話題になった後なので、意図せずタイムリーな妖怪です。楽しみ!