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【鬼太郎6期感想】ゲゲゲの鬼太郎6期 45話「真相は万年竹の藪の中」 感想

あらすじ

演出(絵コンテ):前島健一  脚本:伊達さん  作画監督鈴木伸一  美術:加藤 恵 

「妖怪・万年竹に襲われる」という手紙を受け取った鬼太郎は、山深くの竹薮までやってきた。そこには、竹薮の持ち主である雅彦と清美の夫妻、観光協会の久保田、ねずみ男が待ち構えていた。彼らは竹薮を観光地にしようと考えたが、竹薮の元主である大吉をはじめ次々と行方不明者が出ているのだという。竹薮に足を踏み入れた鬼太郎は、途端に妖気を感じる。藪の中には血塗りの文字で人間への警告文が、奥にある大吉の屋敷の中の書斎は竹の葉だらけ…。突如、怯え続けていた雅彦が静かになった。見ると、雅彦の全身は竹になっていて…!?

感想

各期の万年竹の詳細はミズキ ゲジゲジさんが詳しいので、ご参照を。

万年竹は過去に3期と4期のみでしか映像化されておらず、今回が3回目の映像化となります。
原作・3期は竹林の開発をする人間vs万年竹といった構図です。
一方4期では、万年竹と少女エリの関係性が泣ける話になっています。

3期

4期

 

今回の話の最初の感想は、「名探偵鬼太郎!」でした。
5期の声(江戸川コナン)でも見てみたい話です。

名有りで登場する人間がほとんど水木顔で、清美さんの怪しさが満点でした。
しかしそれはミスリード。脚本にまんまと乗せられた形です。

最後の自白とか、埋めてるときに万年竹が捕まえられなかったのかとか、時間が足りなかったのかなと思うシーンがいくつかありましたが、全体的には概ね満足な話でした。

最後のシーンですが、鬼太郎はどこで雅彦が犯人だと気づいたんでしょうか。
確信を持って「左腕を見せて」と言っていたのか、鎌をかけたのか。
確信を持っていたとしたらどこで持っていたんでしょうか。その辺りも時間が足りなかったのかな、と思います。

最終的に雅彦は自白をするのですが、万年竹のテリトリーであの発言は不用意過ぎましたね。鬼太郎は「人間は人間に裁かれるべき」と言っていましたが、あの場所で雅彦が真相を話せば、ああなるのは分かっていたと思います。

鬼太郎はどんな意図で、万年竹のテリトリーで問いただしたのでしょうか。
1.人間に裁かれるべきだが、万年竹にも裁く権利があると思っていた
2.自白の仕方(態度・理由)によっては万年竹から守って人間に裁かせようとしていた
3.そもそも最初から万年竹に襲わせるつもりだった
まず前提として、雅彦が犯人だった場合には万年竹の手にかかることは承知済みだったと思います。
個人的には2な感じがするかなぁ。

最後の鬼太郎の目は人間に対する絶望だったのか、諦念、哀れみ、蔑みだったのか。
いろいろな感情が読み取れそうです。

この後味が6期らしくていいですね!

その他気になったり、印象に残ったこと

  • タケケケケ
  • ねずみ男にはもう少し話に絡んでほしかった
  • 吸われてる妖気を逆に吸い返すのは6期では初?

来週は麻桶毛!
初の映像化です!ひな祭り当日にどんなひな祭りストーリーになるのか楽しみです!