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【鬼太郎6期感想】ゲゲゲの鬼太郎6期 41話「怪事!化け草履の乱」 感想

あらすじ

東映アニメーションより引用)
演出(絵コンテ):中村明博  脚本:伊達さん  作画監督:藤原未来夫  美術:加藤 恵 

とある閉店した靴屋の中で、引越しの荷造りをする老人・勇夫がいた。荷物を仕分け、いらない物を処分して家を去る勇夫とその家族。その後、勇夫の家からゴミとして出された袋の中から飛び出してくる物があった。化け草履とその他の付喪神(つくもがみ)たちだ。主に捨てられたとショックを受ける化け草履たち。そこへねずみ男が通りかかった。何やら金儲けをひらめいたねずみ男は、物を大事にしない人間達に一泡吹かせてやると、化け草履たちをそそのかす。しばらくして、物が動き出すという手紙を次々受けた鬼太郎は調査に乗り出すが…。

 

感想

「ものを大切に」という話でした。大筋は妖怪版トイストーリー3という感じ。
すねこすり回に次ぐ感動回だったんじゃないでしょうか。
化け草履が健気で可愛いので、余計に感情移入してしいました。

 

僕は水木キャラの中ではねずみ男が一番好きなので、毎回どんな発言をするか気にかけています。今回はこれが印象に残りました。
「人間を過度に信頼するものじゃない。なんでも欲しがる物欲の塊だが、飽きるのははやく、すぐに捨ててしまう。それが人間という生き物。」(意訳)
スマホを活用しまくってる割に、古いパソコンを使ってるなと思いましたが、この発言を受けてのことだったんでしょうかね。単純に貧乏の表現かもしれませんが。

 

メルカリなどのいわゆるCtoC型サービスが普及して、古いモノも一昔前よりは人の手に渡りやすくはなったのかなと思います。古くてもまだ使えるものは売ることができる時代なんですね。ああいうアプリが出てくるのが6期鬼太郎だなぁといった印象。

 

化け草履はアーティストであるロドリゲス・部々に買われていったのですが、この部々さんが少し気になる。

妖怪の存在を知っていて、過去に藁系道具の妖怪を作品に使っているような描写あり。名前も凝ってるし、何かモデルになったアーティストがいるんでしょうか。ヒゲで、部々っぽい二文字だとダリ?

あと、6期世界の妖怪の浸透度というか、認知度はどのくらいなんだろうか。これは話によって変わるものっぽいし、考えても無駄かもですが。

 

最終的には化け草履は博物館?民俗資料館?にいくことに。普段使いではないけど、必要とされるところに収まったので良かったなぁ。

 

その他気になったり、印象に残ったこと

  • 今回のベスト妖怪は懐中電灯。お前は徒歩で帰ってたのか。
  • おもらし親父。修理発言は、冒頭から「物を大切に」のメッセージだったんだな。
  • 付喪神警察案件。ただ、もはや付喪神は一般的になりすぎてる感。
  • 勇夫さんの真実を知らないまま、他に定住した妖怪達がすこし不憫。

 

次回は妖怪大裁判。

果たして鬼太郎は全裸になるのか。誰が弁護に駆けつけるのか。

非常に楽しみです。